こんにちは。コトノバです。
大好きなアーティストがアナログ盤のレコードを発売。
でも…
「欲しいけど、どうやって聴けばいいの?」
「レコードって面倒くさそうだけどどうしよう…」
と思う人もおられるのでは?
そんな方にアナログレコードの魅力や楽しみ方、そして簡単に聴く方法をご紹介します。
※この記事は約3分で読めます。
- アナログ盤レコードを発売するアーティストが増えている
- アナログ盤とは? 実はCDの売上げを超える勢い
- 音楽は「アナログ盤」を買う時代
- アナログレコードの魅力・楽しみ方
- 今は簡単!アナログ盤レコードを聴く方法
- まとめ
アナログ盤レコードを発売するアーティストが増えている
「レコードは昔のもの」と思っていたら最近アナログ盤を出すアーティストがすごい勢いで増えていますね。
米津玄師、LISA、MISIA、星野源、RADWINPS、ももクロ、キズナアイ、ASIAN KUNG-FU GENERATION…などなど日本でも多くのアーティストがアナログ盤を出しています。
実はこれ日本だけではなく、世界的にアナログレコードは若い人の間でもブームになっています。
特に数量限定のアナログ盤は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング等の通販サイトで販売開始後、数分で売り切れてしまうこともよくあります。
アナログ盤とは? 実はCDの売上げを超える勢い
今や音楽はストリーミングの時代。ネットでダウンロードして聴くのが当たり前。
そんな中でCDの売上げは落ち込んでいますが、実はアナログ盤レコードの売上げは年々増加。
2019年、アメリカでは33年ぶりにアナログレコードの売上げがCDの売上げを上回ったようでこれからもますます増える見込みです。
ちなみに…
アナログ盤レコードとは、樹脂などでできた円盤(↑写真)に音声の振動を刻み込み音楽などを記録する媒体のこと。
後から出てきたCD(コンパクトディスク)がデジタルで記録されているのに対して、アナログ盤と呼ばれるようになりましたが、デジタルとは違うその温かみのある音質や飾っておきたくなるような「モノ」としての価値が多くのアーティストやリスナーに見直され、ブームになってきています。
音楽は「アナログ盤」を買う時代
でもどうして今さらアナログレコードが増えているのでしょう?
1クリックだけで簡単に音楽が聴ける時代になぜわざわざ大きなレコードを買うのでしょう?
それはレコードという「モノ」を手に入れることでアーティストとの接点、繋がりが感じられるから。
無料のライブ音源が溢れる時代にわざわざ生の感動を求めてライブに行くように、モノとしてカタチになったアナログ盤を手にとることで大好きなアーティストとの繋がり
その存在を実感することができるからです。
そして、アナログ盤のレコードはそれを実感するのにとても適した「モノ」なのです。
1万円前後~アナログ初心者におすすめのレコードプレーヤー・ターンテーブル5選 →【失敗しないための3つのチェックポイントも!】>
アナログレコードの魅力・楽しみ方
では、アナログレコードの魅力についてその主な魅力この4つです。
- 聴くときのひと手間が楽しい
- アナログは音が心地いい
- ジャケット自体がアート作品
- アナログ盤は、あとで値打ちが上がる(かも?)
1.聴くときのひと手間が楽しい
「アナログレコードってちょっと面倒くさそう…」
そんなイメージがありますよね。
そうです、アナログレコードを聴こうとするとちょっと手間がかかります。
わざわざ大きなレコードジャケットからレコード盤を取り出して…
プレーヤーに乗せて…
針を下ろして…
「プチプチプチ…」と針が板を擦る音が聞こえてやっと曲が始まる。
でも、それが楽しいのです。このちょっとしたひと手間がより深く音楽やアーティストと向き合う時間を濃厚なものにしてくれます。
2.アナログは音が心地よい
次に「音の良さ」です。
アナログの音は、デジタルよりも音に深みやあたたかみがあって心地よい音がします。
「なんでか?」ですが…
アナログレコードにはデジタル音源には入っていない人間にとって心地よい帯域の音が含まれているからです。
それは人間の耳では聴こえない音ですがその音は振動として人が体で感じている音。
アナログの音が心地よいと感じる人が多いのはそのためです。
3.ジャケット自体がアート作品
あと、アナログ盤が入っているレコードジャケットも大きな魅力の一つ。
アーティストが心を込めて作った楽曲をビジュアルとして表現するのがこのジャケット。
ジャケットデザインにはアーティストの強い思いが入っています。
時代がレコードからCDに変わった時アルバムを買うことの価値を最も下げたのは
ジャケットかもしれません。
CDのジャケットは薄っぺらくアナログの頃のワクワク感は消えてしまいました。
30センチほどのアナログ盤が入ったジャケットは素材の質感も、時代感覚も、デザインもしっかり表す存在感。
レコードジャケットは部屋に飾っておくだけでも、ワクワクするまさにアート作品です。
4.アナログ盤は、あとで値打ちが上がる(かも?)
もう一つアナログ盤が売れる理由。それは、プレミアがつきやすいことです。
今、基本的にアナログレコードは枚数限定で製作されます。
つまり世の中に出回る数がとても少ないケースが多いのでとうぜん希少価値があがります。
アナログ盤しかなかった時代の古いレコードがいまだに高い値でオークションにかけられているのでデジタル時代に限定販売されたレコードはあとでかなり値打ちが上がる可能性もあります。
アナログ初心者におすすめのレコードプレーヤー・ターンテーブル5選 →【失敗しないための3つのチェックポイントも!】>
今は簡単!アナログ盤レコードを聴く方法
では最後に、実際にアナログレコードを自宅で聴く方法です。
「いろいろ機材をそろえるとなると値段が高そう…」
「なんか接続とか難しそう…」
と思われるかもしれませんが、今はとても簡単に聴けます。
「それほど音質はこだわらない」という人は 小型スピーカー付きのレコードプレイヤーだけあればOKです。
私が使っているのはION(アイオン)というメーカーの1万円ほどで買ったもの。
これほんとに簡単で注文して商品が届いたら箱を開けコンセントをさせばそのまま音が聴けます。
プレイヤーに付いてるスピーカーは簡易なものですがでもそれなりの音量、味のある音で聴けます。(私は別のスピーカーにつないでつかっています)
「もう少し、音にこだわりたい」という人はブルートゥース対応のプレーヤーがおすすめです。
ION(アイオン)のレコードプレイヤーでブルートゥース対応のものだと1万3千円ほど。
もしブルートゥース対応スピーカーをすでにお持ちならこれだけでじゅうぶんアナログ盤のレコードの音を楽しむことができます。
スピーカーをお持ちでなければブルートゥース対応スピーカーも1万円前後であるので両方買っても2万円ちょっとでアナログ盤のレコードが聴けます。
個人的にはブルートゥース対応のコンパクトスピーカーをこれから購入する人にはBoseのサウンドリンクミニというのをおすすめします。
2万円ほどですが、コンパクトスピーカーの中では群を抜いて音がいいと思います。
このあたりは、予算に合わせて選んでみてください。
まとめ
今は音楽がボタン一つでダウンロードできたり世界中のアーティストの音源が無料で聴ける世の中。
でも、そんな時代に若者たちの間でアナログレコードの人気が急上昇しているのは
個人的にとてもうれしいことです。
「モノ」にはアーティストに対する熱意や買ったときの思い出などいろんな要素が形としての残ります。
レコードジャケットのデザインやライナーノーツを眺めながらレコード盤に針を落としビールでも飲みながら音楽を楽しむ。
そんなちょっと贅沢な時間を過ごす人がこれらも増えたらいいなと思ったりしています。
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