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音声SNSアプリDabel(ダベル)はClubhouseと何が違う?

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dabel(ダベル)

こんにちは。コトノバです。

 

最近、音声メディアが盛り上がってきていますね。

 

2021年あたまに日本では、Clubhouse(クラブハウス)という音声SNSアプリが話題に。ネット上だけでなくテレビなど多くのメディアでも取り上げられました。

 

Clubhouse自体の盛り上がりは1~2カ月ほどで落ち着きましたが、その後もじわじわと音声メディアが盛り上がりをみせているようです。(Voicyやstand.FMなどもパーソナリティやユーザーが急増中)

 

そんな中、Dabel(ダベル)という音声アプリのリリース情報が入ってきたのでご紹介します。

 

 

 

Dabel(ダベル)とは?

dabel_logo

Dabelは2019年1月にリリースされた音声SNS。ネット上で気軽におしゃべりを楽しむことができるアプリです。

実はClubhouseよりも少し早く生まれたのです。

 

ユーザーは、ホスト役として「ラウンジ」という部屋をつくることができます。

そのラウンジの参加者は「聞くだけ」の状態からスタートしますが、ホストから「+加える」ボタンで招待され、それを承諾すると会話に参加できるようになります。

 

ちなみにサービス名のDabel(ダベル)とは、日本語の「駄弁る(だべる)」をもじったもの。ネット上で仲間とゆるい感じで駄弁る空間ということですね。

 

※なお、Dabelは「セカイカメラ」というARアプリを開発した井口尊仁氏が代表を務めるDOKI DOKIという会社がアメリカで開発されアメリカを中心に利用者が増えています。

 

Dabel(ダベル)とClubhouse(クラブハウス)との違いは?

DabelとClubuhouse

 

すでにClubhouseを利用したことがある方は、ここまで読むと「Clubhouseの機能と何が違うの?」と思われたのではないでしょうか?

 

基本的なアプリの機能はClubhouseと似ています。

 

ただ、各社がターゲットとするユーザー層や音声プラットフォームとしての使い方などが異なり、それにより付随する機能が異なっています。

 

Dabelはファミレスやカフェのように、カジュアルに駄弁るための空間に

Dabelカフェ

Clubhouseは経営者やタレント、インフルエンサーなどの著名人同士がRoomを立上げ、一般のユーザーが「それを聴く」というケースが一般的です。

 

オフラインの空間で例えるなら経営者同士が情報交換をする高級クラブ、または著名人のトークセッションイベントのイメージに近いです。

 

つまりClubuhouseは、影響力のある発信者が話者となり、それらを客が視聴するというスタイル。

 

一方、Dabelは一般ユーザーがよりカジュアルに仲間同士で駄弁るようなUX(ユーザー体験)の設計となっています。

 

「誰かが発信する情報を聴きに行く」のではなく、「自分たちで会話する場所」という使い方に重点を置いているのです。

 

 

Clubhouseとは異なるDabelの機能

Dabel画面キャプチャ

Dabelが、より「誰でも気軽に駄弁る」ことができるよう設計されたClubuhouseとは異なるいくつかの機能をご紹介します。

  1. アプリの利用は招待制ではない
  2. 匿名でも参加できる
  3. その他の新機能(2021年4月26日リリース)

 

1.アプリの利用は招待制ではない

Clubhouseの利用は招待制です。

基本的にはアプリ利用者から招待されないとClubhouseを使うことができません。

 

一方、Dabelは誰でも利用可能。

Clubhouseのような敷居の高さがないのは「誰でも気軽に」使える要素です。

 

2.匿名でも参加できる

またClubhouseは基本的に実名での登録(推奨)となっていますが、Dabelは匿名(ニックネーム)での参加が可能です。

 

SNS上で活動する場合、実名で活動するリスクもあるので、匿名という選択肢があるのも「気軽に楽しみたい」という人にとっては利用するハードルを下げてくれる嬉しい機能です。

 

3.その他の新機能(2021年4月26日リリース)

またDabelが2021年4月26日に新機能のリリースを予定。

ここで追加される昨日はさらにClubhouseとの差別化できるものになりそうです。

 

トークテーマ機能

1つ目は1,000通り以上の雑談ネタを選べる機能。雑談のネタに困る人でもアプリ内に設定されたテーマを自由に選んで話題にすることで、会話の進行に慣れない人でも気軽にラウンジを開くことができるという心遣いがあります。

 

ムード機能

これはアプリ内で音楽やカフェなどの雑音といった背景音を流す機能。

シーンと音のない空間で会話が途切れてしまうと緊張して話しづらい空気になることもありますが、そんな時でも背景音があるだけでより気楽に会話を楽しめそうですね。

 

ニックネーム&プロフィール画像

自由なニックネームやプロフィール画像でDabel上での自分像を作り上げることで、実名公開のリスクを無くすための機能の拡充。これもClubhouseとは異なる「気軽に駄弁る」ための安心な機能です。

 

 まとめ:Dabelの「音の空間づくり」に注目

Dabel音の空間づくり

日本でもこれからますます音声メディアが盛り上がってくるのは間違いないでしょう。

そんな中で、今回Dabelが作り上げようとする「音の空間」の設計はとても興味深いものです。

 

アプリ側で 雑談ネタを提供したり、背景音を流したり…

こういうちょっとしたサービス提供者の配慮が、目に見えない「音の空間」でのユーザーの行動をどのように変える(コントロールできる)のか?

そんなことを考えるとちょっとワクワクしてきます。

 

音声コンテンツの世界はまだまだ奥深そう。しばらく注目していきたいです。

 

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