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地獄耳とは!なぜ小さなヒソヒソ声でも聞こえるのか?3つの理由と解決策

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耳

こんにちは。コトノバです。

 

  • なんであんなに小さな声で話してたのに、聞かれちゃったの?
  • なんで大声で呼んでも聞こえないのにヒソヒソ声は聞こえるの?

 

そんな風に感じた経験、ありますよね?

 

いわゆる地獄耳(じごくみみ)といわれるもので特に高齢者の方に多いのですが…

実は「小声なのに聞かれてしまう」のにはちゃんとした理由があります。

 

この記事では「なぜ小さな声でも聞こえるのか?」の3つの理由と解決策(「聞かれる側」と「聞こえてしまう側」の両方)をご紹介します。

※この記事は3分ほどで読めます。

 

 

 

 

地獄耳(じごくみみ)とは?その語源は?

秘密

まずは地獄耳(じごくみみ)とは以下の2つの意味があります。

  1. 人の秘密などをいちはやく聞き込んでいること。また、そういう人
  2. 一度聞いたことをいつまでも覚えていること。また、そういう人

※Weblio辞書より引用

 

地獄耳の語源は「地獄の閻魔様(えんまさま)のような耳を持つ人」ということ。

地獄の閻魔様は、下界にいる人間が生きている間にウソをついたり、人の悪口を言ったり、悪事をはたらいていないかを全て聞いている。

それがどんな隠れた場所で、どんなに小声で話したとしてもいちはやく聞き込んで、いつまでも覚えていることから、そういう何でも聞き着ける人(またはこと)を「地獄耳」と呼ぶようになったと言われています。

 

地獄耳の人は「なぜ小さなヒソヒソ声でも聞こえるのか?」3つの理由

地獄耳

 

小さな声で話しているのに聞こえてしまうのには、ちゃんと理由があります。

  1. 実はヒソヒソ声はとても目立つ音域だから
  2. 「小声=秘密や悪口」という意識になるから
  3. 老人は高音が聞こえにくくなるから

「聞く側の人の意識」「声の音質」「高齢者の聴力」に関わるこれら3つの理由について具体的にご紹介していきます。

 

1.実はヒソヒソ声はとても目立つ音域だから

まず1つ目は「ヒソヒソ声」のもつ音の特性という理由。

 

小さな声で話すときは、はっきり発生しないためどうしても「ヒソヒソ声」になります。

ヒソヒソ声は、口からシュッと空気を吐き出す音が強くなるのですが、実はこの音がほかの音の中でとても目立つ音になります。(サシスセソとサ行の音を発するときに出る空気がすれるような音)

小声になることで声のトーンは普通より低く、さらに目立つヒソヒソ音が加わるので、普通の声で会話する声とかなり異なる音で構成された声になります。

 

テレビの音が鳴っている場所や人が集まる場所でも、意外とヒソヒソ声が耳に入りやすいのはそういう理由です。

 

2.「小声=秘密や悪口」という意識になるから

もう一つの理由は聞く人の意識にあります。

秘密の話、特に悪口をいう場合、人は小声になります。

ですので「誰かが小声で話している」=「秘密や悪口を言われているのでは?」という意識が働いてしまうもの。

ヒソヒソという目立った音がところどころ聞こえてくると「何を言ってるんだろう?」と気になり、意識を集中してその声を聞こうとするため「小声の話はかえって聞かれてしまう」こともあります。

 

3.老人は高音が聞こえにくくなるから

もう一つ、高齢者の人ほど「地獄耳」だと言われるケースが多いですが、その理由は聴力の低下に関係があります。

 

人は歳をとると聴力が少しずつ衰えますが、特に高い音域の音から聞こえにくくなる傾向にあります。

 

しかも大きな声で呼ぶときほど声の音域も高くなりやすいため「こんなに大きな声を出したのに聞こえない」ということになります。

 

一方、話し声は小さくなるほど声の音域も低くなるので高齢者からすると聴こえやすい声になるわけです。

 

普段は大きな声で呼びかけても聞こえないので「小さな声の秘密の話は聞こえないはず」と思いがちですが、実は小声ほど高齢者にとっては聞きやすいのも「地獄耳?」と思われるようになる理由の一つです。

 

秘密の話を聞かれないためにはどうしたらいいのか?

じごくみみ

意外にも「小声」は聞こえやすい要素がいろいろと含まれているというのがお判りいただけたでしょうか?

 

ヒソヒソ声は、音質としても目立ちやすく、また聴く側の意識としても気になりやすいもの。

ですのでもし、話を聞かれたくない人と同じ建物の中にいるようなときは、できるだけ離れた部屋で、普通の声(ヒソヒソとならない声)で話すようにするのが無難です。

 

またテレビなどの音を鳴らしてごまかす場合は、賑やかなバラエティー番組よりも少し落ち着いたトーク番組を鳴らしておいた方が、秘密話の小声は目立ちにくいことさえあります。

 

音は、大きさだけでなく、その音質(声質)によっても聞こえやすくなったりするので、そのことだけなんとなく理解しておくと対策しやすいかもしれません。

 

自分の地獄耳が気になる人の解決策は?

あとは逆に、「人に聞かれる」側ではなく、自分の地獄耳(聞こえてしまう)ことに困っている人の解決策についてもご紹介します。

 

すぐにできる方法は2つ

  1. 集中力を高める
  2. 遮音する

 

1.集中力を高める

他の人が話す言葉がつい耳に入ってしまう人は、いろんな情報に意識が向きやすいですね。

それ自体はもちろん良い部分もあり、周りに対して気配りができたり、情報収集力も高かったりします。


ただ一方で、注意力が散漫になり、1つのことになかなか集中できないこともよくあります。


何かに集中すれば、周りの声も耳に入らなくなるため、集中力を高める方法を身に付ければ周りの声も気にならなくなります。


ただ「集中力を高める」と言ってもそんなに急にできるものでは無いのも事実。


「集中力の高め方」について書かれた本もたくさん出ているのでぜひ読んでいただきたいのですが、

そこでさらにおすすめなのがオーディオブックでの読書です。


オーディオブックは、プロのナレーターや声優さんが書籍を朗読して録音したもの。普通の本で読書すると、周りの声が気になって集中できなくても、イヤホンをつけてオーディオブックで読書することで、周りの声を遮ることもできます。


例えばAmazonのオーディオブックを見ると「集中力」に関する本もたくさんありますので、イヤホンで周りの声を遮断しつつ、集中力を高める方法を学ぶことができ、一石二鳥です。


Amazonオーディオブックは無料で30日間お試し(12万冊が聴き放題)ができます。

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2.遮音する

もう一つはノイズキャンセリング機能の付いたイヤホンを使って遮音する方法。

 

耳栓するという方法もありますが、音を遮断していることが周りの人にわかってしまうので、少し抵抗がありますし、耳栓だと音の遮断にも限界があります。


ノイズキャンセリング付のイヤホンなら、周りからも「音楽を聴いてるだけ」にしか見えないですし、ノイズを遮断する力も高いのでかなり効果的です。


一般的なノイズキャンセリングは、周囲の音をマイクで集音してその音を機械的に下げるので、耳栓よりも遮断力が高いものが多いです。

しかも、音楽を流していれば周りの声がほとんど聞こえない状態も作れるのでおすすめです。

 

まとめ

地獄耳は、話を聞かれる側はもちろん、他人の話し声が聞こえてしまうことで困っているケースも少なくありません。

 

音の特性や、年齢、話される会話の内容によっても、その聞こえ方は変わってくるので「地獄耳になる理由」を理解しつつ、それぞれの解決策を試してみてください。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

 

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