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WEB会議中の音声トラブル。声にエコーがかかる原因と対策・対処法

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WEB会議

こんにちは。コトノバです。

 

WEB会議をはじめようとしたとき

  • 声にエコーがかかって話しづらい・聞きづらい
  • キーンとかヒーンというハウリング音が鳴る

 

などの音声トラブルを経験したこと、ありませんか?

 

特に重要な会議や取引先との商談でこういうトラブルがあると、気まずい空気になり、まとまるはずの話もまとまらなくなることも…。

 

そこで、こういったWEB会議中によく起こる音声トラブルの対処方法についてご紹介します。

 

 

 

WEB会議中、声にエコーがかかる原因は? →音声のループです

オフィス会議室image

まず、音声トラブルが発生した時に慌てず、適切な対応をするためにもその原因を理解しておくことが大切。原因はとてもシンプルですので何となくイメージで覚えておくといいですよ。

 

エコーがかかったようになる原因は、音声のループ。

 

例えば…

会議の参会者Aさんがマイクで話した声が、ほかの参加者Bさんのスピーカーで鳴り、

そのBさんのスピーカーで鳴ったAさんの声(音声)をBさんのマイクがもう一度拾ってしまうので、Aさんの声が繰り返し聞こえてしまうことになる。

これがエコーがかかってしまう原因です。

 

音声のハウリング(キーンとかヒーンという音)も同じ原理

そして繰り返された音声(声)がさらに他のマイクが拾うことで、何重にも繰り返されたり、一部の音域(音の高さ)だけが増殖されて「キーン!」とか「ヒーン!」という音になることも。

これをハウリングと言います。

 

 

WEB会議の音声トラブル(エコーやハウリング)の対処法とその手順

WEBミーテイング

音声トラブル時の対処法ですがやるべきことはとてもシンプル。音のループが起こっている個所を一つずつ特定していくだけです。

 

※誰かひとりが指揮をとるようにしてください。(ここではAさんとします) 

1.参加者に「マイクOFF」をお願いする

Aさんは、会議に参加する皆さんに「マイクOFF」にしてもらうよう指示します。

 

※その際、スピーカーはONのままにしてもらってください。そうしないと、Aさんの支持も誰も聞こえないので。

 

2.一人ずつ順番にマイクをONにしていってもらう

 あとは、1人ずつ順番にマイクをONにしてもらいます。(5秒ぐらい間隔をあけて)

 

誰かのマイクをONにした時エコーやハウリングが起こったら、下記を試してみてください。

  1. その人のマイクの向きを変えてみる
  2. その人のスピーカーの音量を下げる

これでたいていの場合は解決すると思います。

ポイントとしては、1人ずつマイクをONにしていくこと。

それぞれの参加者がやみくもにON/OFFを繰り返すと原因が特定できずかえって時間がかかってしまいますのでご注意ください。

 

なお、同じ会議室に2名以上の人がそれぞれの端末(パソコンやスマホ)でWEB会議に参加している場合はどうしても音のループが起こりやすくなります。

その場合は、誰か一人の端末のスピーカーだけを生かすようにしましょう。

 

また、部屋の広さに対して参加者が多すぎる場合や、壁やテーブルの位置や向きなどによっても音が反響してループが起こりやすくなる場合もありますので、よく音声トラブルが発生する部屋があるならそもそも環境を見直した方がいいかもしれませんね。

 

 

WEB会議で音声トラブルが起こりにくくするための対策

商談成立image

最後に、音声トラブルがそもそも起こりにくくするための対策について。

 

もっとも確実な方法は、参加者それぞれがヘッドセットや、マイク付きのイヤホンを使うことです。

これなら、スピーカーから音が漏れてマイクが拾うことはありません。

 

ヘッドセットやイヤホンが苦手という方は、少なくともマイク付スピーカーを用意しましょう。

 

あとは、部屋の中の壁とマイクとの距離をあけたり、部屋の中にクッションなどの音を吸収しやすいものを置いておくと、音のループが起こりにくくなる場合もありますので試してみてください。

 

取引先との商談や、重要会議など…

せっかくしっかり準備してのぞんだのに、「音声トラブルが原因でプレゼンが台無しになった」なんてことがないよう、日ごろから音の環境も整えておきつつ、いざというときは適切な対応できるようにぜひ心の準備もしておいてください。