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ポジティブ思考でネガティブは塗りかえれない?「運気を磨く」の感想

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こんにちは。コトノバです。

 

「ポジティブ思考になりたい」

 

そう思っていても気がついたら

「ネガティブ思考がついつい顔出をしてしまう…」

という人もおられるのではないでしょうか?

 

また

仕事でチームマネジメントを担う人の中には

「どれだけポジティブな言葉掛けをしても

心を開いてくれないメンバーがいる…」

という悩みを持つ人もいるでしょう。

 

自分を、人を

ポジティブ思考に変えたいと思っても

なかなかうまくいかない…

そういう人におすすめの本

「運気を磨く」をご紹介します。(ネタバレなし)

 

この記事は3分ほどで読めます。


運気を磨く~心を浄化する三つの技法~ (光文社新書)

 

 

「運気を磨く」という本の感想・概略


運気を磨く~心を浄化する三つの技法~ (光文社新書)

この本

「運気を磨く~心を浄化する三つの技法~」

 の第一印象は実は「なんか胡散臭そうだなぁ」でした。

 

 

でも実際に読んでみた結果

「人生に新しい気づきを与えてくれる」

そういう本だと感じたことだけ

先にお伝えしておきます。

 

「運気」については

数えきれないほどたくさんの書籍で語られています。

 

そして多くの場合

「ポジティブ思考が運気を上げる」

「だからポジティブ思考になろう」

といったことが書かれているのではないでしょうか?

 

そういう本を読んで

「よしポジティブ思考になるぞ!」と思っても

ふとしたことでネガティブな感情が沸き上がってしまい撃沈

 

ポジティブを心がけてみても

ついネガティブな感情が出てくる自分を

かえって攻めてしまったり、

落ち込んでしまう方もおられると思います。

 

でもこの「運気を磨く」が

その他おおくの書籍と異なる点は

精神論ではなく科学的な根拠を踏まえて

ポジティブ思考を体得する方法

その手順を1つ1つ具体的に提示していることです。

 

こう思っている人はいませんか?

「ネガティブ思考の人に

ポジティブな言葉を浴びせ続ければ

いつかその人はポジティブになるはずだ」と。

 

この本を読むと

このことが大きな間違いだとわかるとともに

正しく運気を磨く具体的な方法がわかります。

 

ではこの本の重要な柱と感じた

3つのポイントにいつて簡単にご紹介していきます。

  1. 成功者が口をそろえて言う「運気」とは
  2. 「ポジティブ思考」で「ネガティブ」は塗りかえられない
  3. 「究極のポジティブな人生観」と体得していく技法

 

1.成功者が口をそろえて言う「運気」とは

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事業家やアスリートなど

各界の成功者と言われる人たちが

その成功の理由を語るとき

皆が口をそろえていうのが「運気」です。

 

努力や才能よりも「運気」

 

人との出会いや

偶発的な出来事など

いくつかの運の強さが重なったことで

今の成功があると語る人が統計的にも多いようです。

 

そしてこの「運気」を上げるためには

ポジティブ思考になることが必要なのです。

 

でもこの「運気」。

 

なんとなくスピリチュアルなもの

のようなイメージでしたが

 

この本では科学的な現象としてその根拠となる

「ゼロ・ポイント・フィールド」という説をもとに

解説されているのがおもしろいところです。

 

ただ「科学とか興味ない、めんどくさい」

という人でも大丈夫です。

 

この本の本題はは決して難しい科学の話を語ることではなく

あくまでも「運気を磨くための方法」が中心ですので

「ゼロ・ポイント・フィールド」の話は補足的なものとして

軽く流し読みしても大丈夫です。

2.「ポジティブ思考」で「ネガティブ」は塗りかえられない

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わたしがこの本を読んで一番

「目からうろこだ」と思ったのはここ。

 

「ポジティブ思考」で「ネガティブ思考」は

塗り替えられないという話です。

 

「運気を上げるにはポジティブ思考になろう」と

ポジティブ思考を押しつけても

ネガティブ思考は消えないというのです。

 

ネガティブ思考は

その人の育った環境、これまでの経験により

時間をかけて体に染みつくものだそうです。

 

そこに「ポジティブであるべきだ!」

という考えを押し付けようとすると

無意識にネガティブな感情が沸いてしまったときに

かえって落ち込んだり、反発したりしてしまうのです。

 

職場などででチームメンバーに

「ポジティブな言葉がけを続ければいつか心を開いてくれる」

と思ってただただポジティブな言葉が浴びせるのは

場合によっては相手を苦しめてしまうことすら

あるのかもしれませんね。 

3.「究極のポジティブな人生観」を体得していく技法

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「じゃあ、どうすればいいのか?」

 

それは「無意識のネガティブな想念を浄化していく」

というステップがまず最初に必要なのです。

 

まず、その人の無意識の中にあるネガティブな想念

これを浄化してからでないと

ポジティブな想念は育たないのだそうです。

 

そしてこの本には

ネガティブな想念を情がしていく方法

それも日常的にできる方法が書かれています

 

例えば

ネガティブな感情のもっとも多くの要因となる人間関係。

 

「どうしても許せない」と思ってしまう相手に対する感情。

これも自分の中で浄化させていくための

具体的な方法が書かれているので

もしそういうお悩みをお持ちの方は

よろしければ試してみてください。

 

「運気を磨く」を読んだ感想まとめ

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なんども言ってしまいますが…

この本のタイトルも、表紙のデザインも

読むまでは「なんか胡散くさそう」

もしくは「どうせこんなことが書かれてるんだろうなぁ」

と勝手な想像をしていたのですが

 

読んでみていろんなことがスッキリし

新しい気づきが得られました。

 

この本は

「自分はネガティブ思考が強い」

と感じる人はポジティブな人の心の中を

 

「自分は基本的にポジティブ思考だ」

という人はネガティブな感情を表に出してしまう人の心の中を

 

少し理解したうえで

どうやってポジティブ思考を手に入れ

「運気を磨いていくのか」を知るヒントになるように思います。

 

ここまで読んでいいただきありがとうございます。


運気を磨く~心を浄化する三つの技法~ (光文社新書)

 

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