最近「45歳以上リストラの時代」という話題をよく見かけるようになりましたが
40代で初めて「転職」を意識した方もおられるのではないでしょうか?
そんなあなたに、私が体験から学んだ40代の転職に大切な心得をご紹介します。
- 私が40代で転職を経験して今思うこと【体験談】
- 40代 初めての転職で知っておくべき5つのこと
- 1.「40代の転職成功率」は気にしない方が良い
- 2.転職活動は時間がかかる
- 3.40代は特に自己分析と企業分析が重要
- 4.転職の目的を明確にしておく
- 5.プライドを捨て、行動に移す
- 40代で初めて転職する人が、知っておくべき5つのこと:まとめ
私が40代で転職を経験して今思うこと【体験談】
まず最初に、少しだけ自己紹介です。
私は30代・40代で2度、転職を経験。今は3社目の会社で約10年経ちます。
当時「40代で転職なんて遅い」という人もいましたが、今から考えても「あの時、勇気を出して決意し、転職しておいて良かった!」と心から思っています。
ただ30代と40代では、転職で求められるもの、環境なども大きく変わるのを実感しましたので、そのあたりを中心に書いています。
少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
40代 初めての転職で知っておくべき5つのこと
- 「40代の転職成功率」は気にしない方が良い
- 転職活動は時間がかかる
- 40代は特に自己分析と企業分析が重要
- 転職の目的を明確にしておく
- プライドを捨て、行動に移す
1.「40代の転職成功率」は気にしない方が良い
「40代の転職成功率は2%未満です」
これを聞いてどう思われますか?
「やっぱり無理か…」と思う方もいるかもしれません。
これは私がある転職エージェントで実際に言われた言葉。
でも私は約2カ月後には今の会社の内定をもらいました。
この転職成功率2%は
書類選考25% × 一次面接25% × 二次面接&最終面接95% = 6%という全体(年齢関係なく)の通過率を元に、よりハードルの高い40代の通過率を掛け合わせ算出された数字です。
ただ少し考えてみてください!
転職エントリーする方の中には、軽い気持ちや、自分には見合わないであろう企業にダメ元で応募する人も多く、それらも全て含んでの数です。
また、逆にそのまま2%が正しいとするなら、50社エントリーすれば成功するとも言えます。
おそらく、実際に周りで転職された方を見ても、ずっと路頭に迷っているという方は、あまりおられないのではないでしょうか?
もちろん、決してそんなに簡単ものではないかもしれませんが、真剣に転職活動をするなら、それだけでも大多数のライバルとは差別化できると思います。
ですので、まずは一般的な転職成功率に踊らされず、真剣に取り組む決意をするのが、最初のステップだと考えてみてください。
2.転職活動は時間がかかる
たまに「実は転職活動してます」と言っていた人で、2〜3件面接を受けて諦めてしまっている人を見かけますが、さすがにそんな簡単なものでもありません。
もちろん人によりますが、前提として、転職活動はそれなりに時間がかかると思っておいた方がよいでしょう。
今の会社に在職しながらの転職活動なら、最低でも2ヶ月から、長ければ半年以上かかることも珍しくありません。
少なくともそういう覚悟で臨まないと中途半端なことになるかもしれませんのでご注意ください。
ただ、あまりダラダラしてしまうと、いつまで経っても決まらないこともあるので、できるだけ「3ヶ月以内に決める!」などの期日の目標を立てて活動されることをおすすめします。
3.40代は特に自己分析と企業分析が重要
私は今の会社で中途採用の面接官をすることがありますが、40代以上でも特に企業分析ができていない人をよく見かけます。
ご自身の経験については、ある程度 練ってこられても、企業については上っ面の情報収集だけというケースです。
40代以上ともなれば、ここは求められると思いますので、気をつけてください。
自己分析については主に「あなたができること」と「これからのビジョン、なりたい姿」をしっかり整理すること。
企業分析については、現状把握ももちろんですが「この企業がこの先、どういう未来を描こうとしているのか」をしっかりキャッチしておくことが大切です。
プレスリリースやSNSなど、今はあらゆる媒体で情報を得られるので、このあたりは最低でも調べておきましょう。
その上で、あなたのできることや今後のビジョンと、企業の現状や未来をかけ合わせ、
あなたがその会社に入るとどうなるのかをアピールできるよう、整理しておくことが重要になってきます。
4.転職の目的を明確にしておく
転職活動を進める中で、特になかなかうまくいかないと、ついつい内定をもらうことが目的になってしまう場合があります。
また逆に、希望条件がたくさんありすぎて、応募する企業を選べなかったり、内定がでても、どれも納得いかないというケースもよく見かけます。
もちろん、収入が上がり、環境が整っていて、やりがいもある
など、ピッタリの条件があればベストですが、現実はそんなに甘くはありません。
どこが、あなたにとって最も大切で、譲れないポイントなのか、判断する基準となる転職の目的を明確にしておくことも忘れないでください。
5.プライドを捨て、行動に移す
もちろん大切に守るべきプライドがあります。
それはあなたのアイデンティティをつくるもの。
ただ、特に、ある程度の年齢まで1つの企業に勤め続け、こらから初めて転職活動をするという方の中には、
時として邪魔になるプライドもあるかと思います。
私自身が、最初の転職の際そうでした。
40代前後ともなれば、部下や後輩を指導したり、これまでの成果で自信をつけてきています。
その結果、どこか過去の経験にしがみつこうとして、一つ一つの行動に時間がかかってしまいました。
こうしたプライドは、新しい環境に飛び込もうとする際、時おり足かせになることもあります。
もし転職をお考えでしたら、今一度自分を見つめ直し、大切な自信やプライドは守りつつも、新入社員になる覚悟を持って、謙虚な姿勢で、面接などに挑むことを忘れないでください。
また知人や転職エージェントなど頼れる人は、できるだけ頼ってみることも大切です。
私は初めて転職活動をした時、最初はごく一部の友人にしか相談せず、また転職エージェントへの登録も躊躇していました。
ただ、その後いろんなことを吹っ切り、知人や転職エージェントの力を借りるようにしたことで、情報が入手できたり、アドバイスを受けられるようになり、
その後、急にスムーズに内定が得られるようになりました。
あとで後悔しないためにも、余計なプライドを捨て、気持ちを吹っ切って、すぐに行動することを強くおすすめします。
40代で初めて転職する人が、知っておくべき5つのこと:まとめ
今は、変わり続けられる人材が求められる時代だと思います。
これまで培ってこられた自信と勇気を持って、ぜひ新しい未来への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。