「78歳の父のテレビの音が大きすぎて、母のストレスがたまっている…」
離れて暮らす両親のそんな悩みを知って、高齢者向けのテレビスピーカーをいろいろ探し、結果的にミライスピーカーに行き着きました。
ただ、テレビ用スピーカーには種類がいくつかあって、使う人の環境やその人に適した音、価格の安さなどによって選ぶものは変わってきます。
そこで、わたしが購入前に比較検討した
- テレビ用スピーカー7種類それぞれの特徴
- その中でミライスピーカーを選んだ理由
をご紹介します。
高齢者のテレビの音量に困っている人はぜひ参考にして、自分に合ったものを選んでください。
高齢者向けテレビ用スピーカーを選ぶチェックポイント５つ
耳が聴こえづらい高齢者向けテレビ用スピーカーを選ぶときのチェックポイントは以下の5つ。それぞれ詳しく説明していきます。
- 接続や操作が簡単か？
- 自分の環境に合ってるか？
- 音に満足できるか？
- ずっと使い続けられるか？
- 価格は納得できるか？
１. 接続や操作が簡単か？
高齢者の人が自分でテレビスピーカーを接続する場合は、取り付けや操作が簡単なものを選ぶのが安心です。
ワイヤレスタイプでBluetoothの設定が必要なものや、自分で細かく音質を調整するようなスピーカーは、接続や操作が少し難しいかもしれません。
機能性が高いものほど設定が難しい（場合が多い）ので、テレビスピーカーを選ぶときは意識しておくといいでしょう。
2. 自分の環境に合っているか？
普段テレビを「1人で観るのか？」「家族と一緒に観るのか？」で、選ぶテレビスピーカーは変わってきます。
耳が聴こえにくい高齢者の人と、他の家族が普段一緒にテレビを観る場合、手元や耳元に近づけて聴くタイプのスピーカーはあまり向いていません。（聴こえにくい人の近くに置くので、他の人が聴きにくいから）
家族と一緒にテレビを観るなら「離れて聴けるタイプ」もしくは「テレビの音と、高齢者向けスピーカーの両方が同時に鳴らせるタイプ」を選ぶと良いです。
もし部屋で1人でテレビを観るならどのタイプでもOKです。
3. 音に満足できるか？
高齢者向けのテレビ用スピーカーといっても、それぞれ音質は異なります。
テレビ用スピーカーには、大きく2種類、
- テレビの声を聴きやすく調整したタイプ
- 音はそのままでスピーカーを手元に近づけるタイプ
があります。
特に高齢者の聴力は声をハッキリさせる高音が聞こえにくくなる傾向にあるため、単にスピーカーを近づけるだけのタイプよりも、音質を調整したタイプがおすすめです。
ただ音質調整されたものは、本来のテレビの音よりも硬い音質になるので、すごく音にこだわりがある方は吟味した方がいいかもしれません。
4. ずっと使い続けられるか？
せっかくスピーカーを買っても、ずっと使い続けられないと無駄になります。
耳元で音を鳴らすタイプのスピーカーは耳に負担もかかりやすく疲れやすい場合もあります。
またワイヤレスタイプなど充電式のものは「いちいち充電が面倒」という方には不向きかもしれませんので、使う人の性格も考慮しておいた方がいいでしょう。
5. 価格は納得できるか？
高齢者向けテレビ用スピーカーの価格は安いものだと5千円前後のものもありますが、だいたい1万円代〜2万円代が主流。
普通の小型スピーカー（音楽用）よりは全体的に高めです。
これはテレビの声を聴きやすくするために、音質や機能を細かく調整されているから。
これから何年も「テレビの音が聴こえにくい」「テレビの音量が大き過ぎる」というストレスからずっと解放されるなら、決して無駄ではありませんので納得できる範囲で、自分に合いそうなものを選ぶのがおすすめです。
高齢者向けテレビ用スピーカーおすすめ７選【特徴】
「離れて聴くタイプ」「手元で聴くタイプ」「肩掛けタイプ」「安さで選ぶタイプ」「ワイヤレス」「有線」「リモコン付き」など、7種類の高齢者向けテレビ用スピーカーでおすすめのものをピックアップしました。
ぜひ参考にしてください。
【1】ミライスピーカー【返金保証あり&高齢者向け仕様】
わたしの一番のおすすめはこのミライスピーカー。
理由は実際に両親のために購入し、耳が聴こえにくい父のテレビの音量が37から25まで下がったからです。
高齢者向けスピーカーに特化した日本のメーカー（株）サウンドファンのヒット商品。
販売開始から約3年間で累計20万台を突破し、最近ではテレビなどでもよく取り上げられています。
テレビの音（声）が遠くまで届きやすくなる特許技術「曲面サウンド」を採用し、スピーカーから離れていても「テレビの音量を上げずに聴こえる」のが特徴。
手元・耳元スピーカーのように耳が疲れることもなく、音質も最初から高齢者向けに調整されていて、接続や操作も簡単に設計されています。
ミライスピーカーは「60日間の返金保証」というサービスがあり、実際に使ってみて「合わない」と感じた場合、60日以内に返品すれば返金してくれます。
※返金額は本体価格から手数料1,000円を差し引いた金額です
「60日間返金保証」はミライスピーカーの公式サイト限定のサービスですので、返品する可能性がある方は必ずミライスピーカー公式サイトで購入してください。
※ミライスピーカーはAmazonや楽天、Yahoo!ショッピングでも販売されていますが60日間返金保証の対象外。販売価格はどこで購入しても一律です。
株式会社サウンドファン
参考価格：コンパクトな定番モデル19,800円、音質重視のステレオモデル39,600円
【2】手元スピーカー AT-SP230TV【安さで選ぶ】
実はわたしが一番迷ったのがこのオーディオテクニカの手元スピーカーです。
オーディオテクニカはオーディオ機器の老舗ですし、人の声が聴きやすくなる「はっきり音機能」も搭載。
そしてとにかく値段が安い。
音声ケーブル（5m）を繋ぐタイプで接続も簡単（高齢の両親にはワイヤレスの設定は難しい）です。
正直1〜2万円となると買って効果がなかった時にかなり痛いのですがこの値段ならいいかな？と思ったりもしました。
もしミライスピーカーを試して合わなければ、返品してこの手元スピーカーを買うつもりでした。
オーディオテクニカ
参考価格4,200円
【3】お手元テレビスピーカー SRS-LSR200【リモコン付き&ワイヤレス】
機能的にはかなり優れたスピーカーです。
テレビのリモコンも手元スピーカー上で操作ができて、ワイヤレス（Bluetooth）なので長いケーブルが邪魔になることもありません。
また音声がスピーカーとテレビ本体と両方で同時に鳴らせるので、耳の聞こえにくい人だけ手元スピーカー近くで聴き、家族はテレビの音を聴くこともできます。
わたしの場合、両親が離れて暮らしていて高齢者だけでは接続が難しい（Bluetoothなど）と思ったのですが、若い人が設定してあげられるなら問題ないと思います。
SONY
参考価格19,380円
【4】SaiEL リモコン機能付き手元スピーカー【値段は安め&ワイヤレス&リモコン付き】
こちらは一つ前に紹介したSONYのスピーカーとかなり似た製品。
手元スピーカー上でテレビのリモコン操作もできるワイヤレス（Bluetooth）スピーカーです。
声が聴きやすくなる「ボイスズーム機能」も搭載。
価格は約1万円と、テレビ用スピーカーとしては比較的安めです。
ただスピーカーの充電が継続使用6.5時間（SONYは13時間）とちょっと短めなのが気になる点です。
1日のテレビを観る時間が少ない人なら問題ないと思います。
ちなみにサイエルインターナショナルという日本の会社の製品です。
サイエルインターナショナル
参考価格10,000円
【5】お手元テレビ用スピーカーSP-A900【生活防水・ワイヤレス】
人の声を強調する「はっきり音声ボタン」付きで、番組などによって手元で音を切り替えることができます。
またワイヤレス（Bluetooth）で生活防水仕様のため、キッチンで料理をしながら聴くこともできます。
オーディオ機器に強いVictorなので音質などは信頼できると思います。
Victor
参考価格15,000円
【6】サンワダイレクト テレビスピーカー400-SP096【高齢者向けの首掛け式】
こちらは首掛け式の高齢者向けテレビスピーカーです。
接続は送信機（充電できる台）をテレビに繋ぐだけ。ワイヤレスだけど難しい設定は不要です。
重さも本体は275gと軽く、歩きながらでも使えます。
またこのワイヤレススピーカーの音とテレビ本体の音を同時に鳴らすことができるので、家族と一緒にテレビを観ることができます。
多くの高齢者向けスピーカーは手元で聴くタイプ（ミライスピーカーは離れて聴くタイプ）。
またほとんどの首掛けタイプのスピーカーが一般（主に若者）向けの中でこのサンワダイレクトは耳が聴こえにくい高齢者のための配慮が施されています。
もし、このサンワダイレクトもミライスピーカーのように返金保証があったなら、先にこちらを試したかもな？と思うぐらい購入を迷ったスピーカーです。
サンワダイレクト
参考価格11,800円
【7】ポータブルワイヤレススピーカーシステム SC-MC30【簡単接続のワイヤレス】
ワイヤレスですが最初からBluetoothのペアリング（繋ぐ設定）されているので、高齢者でも取り付けが簡単です。
人の声を強調する機能も搭載で、見た目もシンプルでコンパクト。
充電も連続再生10時間で価格も1万円ちょっとかなりお手頃です。
これもミライスピーカーをもし返品することになった場合、次の有力候補の一つでした。
パナソニック
参考価格11,800円
ミライスピーカーを選んだ5つの理由・メリット
最後に、わたしがミライスピーカーを選んだ理由です。
テレビ用スピーカーは、価格も安いものから高いものまでピンキリですが…
いろいろ種類がある中、29,700円とけっこう高いミライスピーカーを選んだ理由は以下の5つです。
※現在ミライスピーカーの定番モデルは19,800円に値下げされています
1.返品できる
ミライスピーカーを選んだ一番の理由は「60日間の返金保証」という制度があったから。
買ってみて、もし「父の耳に合わなければ返品し、次を探せばいい」と思ったからです。
「父のテレビの音が大き過ぎる」とずっと悩んでいた母のストレスが解消できるなら、19,800円は決して無駄ではない。（ずっとイライラが続くことを思えば安い）
逆にもっと安いスピーカーを買っても解消されなければ、そのお金は無駄になるので、まずミライスピーカーを試してから考えよう、というのが本音でした。
結果的に、父の耳にミライスピーカーはすごく合っていたため、テレビのボリュームが37から25まで下がり、一緒に暮らす母のストレスも大きく軽減。
夫婦喧嘩も減ったと喜んでいます。
ミライスピーカー60日間の返金保証とは？
ミライスピーカー購入後、実際に使ってみて合わなかった場合、60日以内に返品すれば28,700円（本体価格19,800円ー返品手数料1,000円＝18,800円）が返金されます。
ただし「60日間の返金保証」はミライスピーカー公式サイト限定のサービスですので、返品する可能性がある方は必ず公式サイトでご購入ください。
なお、返品や返金保証については以下の記事で詳しく書いていますのでご利用の際は参考にしてください。
2.高齢者の耳に合わせた音質
多くのテレビ用スピーカーは、スピーカーの位置を手元に近づけるタイプ。
ただ高齢者の聴力は高音が衰えやすいため、スピーカーを近づけたり、音量を上げるとさらに低音が強調されます。
これだとさらに耳の負担が増えるので、高齢者向けにスピーカーの音質を調整するタイプを選びました。
3.接続や操作が簡単
離れて暮らす70代の両親にプレゼントで送ったので、取り付けや操作ができるだけ簡単なものを選びました。
構造がシンプルな分、ミライスピーカーは自分で細かい音質の調整はできませんが、そもそも高齢者の両親にはうまく音のバランス調整できないと思ったので選びました。
4.スピーカーから離れて聴ける
ミライスピーカーの1番の特徴は、離れた場所でもくっきり音が届く「曲面サウンド」という特許技術。
両親2人で一緒にテレビを観ることも多いので、2人共スピーカーから離れてテレビを観れる方が良いと思ったからです。
手元タイプのスピーカーだと、テーブルやソファにドンと置きっぱなしになると思ったので、テレビの近くに常に置いておけるのも、離れて聴けるスピーカーの良いところです。
あと、ずっと手元でスピーカーを鳴らずタイプは耳が疲れそうなので離れて聴けるミライスピーカーを選びました。
5.小さくてデザインもシンプル
大きさは横幅8.6cm × 高さ14.3cm × 奥行き21.2cmと細身で手のひらに乗るぐらい。
テレビ台の隙間に置けるサイズでした。
見た目もシンプルな黒色で、どんな部屋でも馴染むデザインです。
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