こんにちは。コトノバです。
突然ですが
日本の社会人の1日あたりの勉強時間がどれぐらいかご存じでしょうか?
答えは約6分。これは先進国の中で最も少ない時間です。
さすがに少ないですね。
でも、ふと自分のことを振り返ったとき
「自分の学びは、今の会社での仕事に関連することばかりだ」と気づきました。
今わたしは50代、この先の人生は今の会社にいるよりはるかに長い時間、ほかのことをするわけです。
まだまだ長い人生、今から本気で新しいことを始めたいと思うようになり、少しずつ学びを始めています。
そんな中で気づいたことについて少し書いてみます。
50代からの勉強で大切な3つのこと
何か新しいことを勉強したいと思ったとき、50代という年齢が手伝って、少し障壁になることもあるかと思います。
そんな時、心がけるといい、大切な3つのことについて書きます。
①「恥ずかしい」という妄想を捨てる
新しいことを始めるのに一番ムダな障壁
まず年齢が高いほど、大きな障壁になりがちなのがこの「恥ずかしい」という妄想。
「こんなことも知らないなんて…恥ずかしい」
「若い人から学ぶなんて…恥ずかしい」
「いまさら勉強するなんて…恥ずかしい」
などなど
わからないこと、できないことに少しぶつかっても「恥ずかしい」という気持ちが邪魔をして、なかなか前に進めないこと、よくあるのではないでしょうか?(私はそうでした)
でも、これが新しいことを始める上で、あんがい1番大きな壁であり、1番ムダな妄想だと感じています。
今は「学ぶ大人」がカッコいい
でも確かに「恥ずかしい」と感じてしまうのは、ある意味仕方がないこと。
インターネットがごく一般に普及したのはほんの十数年前で
それまでは「生きてきた時間=情報量」という方程式があるていど成立する時代でした。
ほとんどの男性は企業に属し、最後までその会社にいるのが普通だったので、「年齢が高いほど知識があって当たり前」となっていました。
でも、今は違います。
小さな子供でも、50代の大人が知らない情報を得ることができれば、
新しい技術を使えば、以前は何年もかけて習得した技術やノウハウをいとも簡単に使うこともできます。多くのことはAIがやってくれます。
また、世の中の需要も、必要とされる仕事もどんどん変わるなか、
もう「現時点でどれだけ知っているか?」にあまり価値はなく、
「常に何をどれだけ学び続けるか?変化し続けるか?」の方が圧倒的に価値があります。
今は「知らないことが恥ずかしい」ではなく
「学ばないことの方が恥ずかしい」。
というより
「学ぶ大人がカッコいい」なのです。
今まで恥だとおもっていたことが、今はむしろカッコいいこと。
そう気持ちを切り替えるだけで、学ぶことが気楽になり、楽しくなると思います。
②勉強しても、すぐに答えを求めない
2つ目は、「すぐに努力したことの答えを求めない」ということです。
長く企業に勤めていると、その会社でうまくいく方程式を身につけます。
- 売り上げを上げる方程式
- 昇進する方程式
- 人を育てる方程式
社内で代々蓄積され、受け継がれたノウハウを得て、早く答えの出せるようになります。
また評価制度も、3ヶ月単位とか、長くても何単位で一定の答えを出すことが評価につながるため、歳をとるほど短い時間で答えがでることに慣れていきます。
逆に言うと、短い時間で答えが出せる程度の目標設定に慣れていきます。
でも、新しいことを始めるとき、学ぶとき、そう簡単に答えがでることはありません。
当然ですが誰でも簡単に答えが出せることに、それほど価値はありません。
もし価値につながることを学び、習得するなら、「そんなにすぐに答えなんて出るわけない!」と思って、あきらめず継続されることをおすすめします。
子供のころ、若いころ、
いつ答えが出るか?のイメージなど全くなくても、ひたむきに学び続けたように。
歳を重ねて効率化できるようになった分、
結果に対して少しせっかちになっていたなあ、というのが私の反省点ですので、
心当たりのある方は、ぜひ焦らず、少し気長に継続してみてください。
③勉強は10分から始めるといい
3つ目は、実際にアクションする時間の話です。
新しく勉強したり、何かを試そうと思っても、「なかなか時間がとれない…」という方もおられるのではないでしょうか?
よっぽど「毎日ヒマだ」という人以外、
1日の中で「新たに使える時間」を確保しようと思っても、なかなか難しいように感じるかもしれません。
「そのうち時間ができたらやろう」
とか
「一度スケジュールを整理しよう」
と、結局はズルズルとやらない日々が続いてしまうかもしれません。
そんな時おすすめなのは「10分から始める」ということ。
1日のうちの30分を捻出しようと思っても、なかなか難しいかもですが、さすがに10分なら何とかなるかと思います。
あまり最初からシッカリと時間を確保しようとせず、10分でできることから始める、
これがけっこう効果的です。
「時間がない」と自分で言い訳できなくする作戦です。
また10分と思っていても、あんがいそれが集中しているうちに20分・30分となれば「やった感」もあるので、時間を作って進めることが楽しくなったりもします。
【50代の人におすすめ】短い時間から始められる勉強
ではまずは短い時間からでも気軽に始められる、50代の人におすすめの勉強についてご紹介します。
耳で読書【老眼でも問題なし】
10分から、しかもほとんど負担なく始められる勉強法でおすすめなのはオーディオブックを使った読書です。
50代になると老眼で読書が辛くなる人が多いと思いますが、耳だけで読書するなら話は別。
オーディオブックは、プロのナレーターや声優さんが市販の書籍をそのまま老眼し録音したもので、今はベストセラーから専門書まで40万冊以上がオーディオブックになっています。
通勤電車の中や歩きながら、昼食をとりながら、家事をしながら等…
耳だけでいつでも読書ができるので、忙しい人でも余計に時間を奪われることはありません。
またスマホにイヤホンを挿して聴いたり、パソコンやタブレットでそのまま流したり、好きな時に好きな環境で、再生ボタンを押せばあとは受動的に聴くだけで知識をインプットできるのもオーディオブックのラクなところ。
しかも最近、AmazonのオーディオブックAudibleは、月額1,500円で12万冊が聴き放題できるようになった(以前は毎月1冊までだった)ため、「何を勉強しようか?」と迷ったら片っ端から聴いていくこともできます。
また初めての人は30日間の無料体験も使えるのですが、これも聴き放題になっているのでまずは無料で「オーディオブックが自分に合っているか?」試してみてください。
Amazonオーディオブックの公式サイトで、「ビジネス」「資産運用」「英語学習」など、興味のあるキーワードで検索して、今一番しっくりくるものから、少しずつ勉強を始めてみると良いでしょう。
英語(語学)学習
少しずつ始める勉強として、英語などの語学学習もおすすめです。
最近若い人の中には英語が話せる人がかなり増えてきていますが、今の50代以上の人で英語が話せる人はまだまだ少ないですよね。
つまり、今から少しずつでも英語に慣れていけば、この先かなり稀少な価値のある存在になれるから。
人生100年時代と言われ、老後もしばらくは何らかの仕事をする人も多いと思いますが、そんな中で少しでも英語が話せる人材は選べる仕事の幅も増えるでしょう。
日本は高齢化が進み、高齢者の中での仕事の奪い合いも激化することが予想されます。
またこのまま円安が続けば、さらに外国人向けのビジネスが増加するのも容易に想像がつくので、今から少しずつでも英会話を身につけていけば、今後大きな強みになると思います。
英語学習についても、先ほどご紹介したオーディオブックでリスニングや文法から始めるのが、最も気軽に始められる方法だと思います。
あとは、オンライン英会話も短い時間から始められる勉強法です。
オンラインは週1回(1レッスン25分)なら月額2千円代ぐらいからあるので、毎日ちょっとずつ予習して週末に1〜2回のレッスンを受けてみるなど、無理のない範囲で始めてみると良いでしょう。
あまり短期間で頑張ろうとせず、少し長い目で見て、少しずつマイページで続けられる学習法を選んでみてください。
50代で学べる今は幸せ
なんとなく子供の頃のイメージでは、50代といえばもういろんなことを達観して、老後に向かって準備する年齢ぐらいに思っていたようにも思います。
でも人生100年時代、現実的にもまだまだ学び続けないといけないでしょうし
それよりも、まだまだ学べることは幸せなことだな、とつくづく感じます。
①恥ずかしいとい妄想を捨てて気持ちを楽に、②せっかちになってすぐに答えを求めず継続し、
③10分から行動する習慣を身につける
そうすることで、けっこう世界は変わるような気がしています。
まずは行動をはじめ、小さなことからでもコツコツと学び、成長するよろこびをこれからもずっと味わっていけたらと思っています。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
おすすめの本
50歳からの勉強法~自分の夢が実現する~ 佐藤富雄 著
この本はAmazonのオーディオブック(Audible)30日間無料体験の対象ですので、初めての方は無料で聴けます。(12万冊のオーディオブックが30日間無料で聴き放題)
オーディオブックは再生したら耳で聴いてるだけで読書ができるので、老眼の方でもストレスなく聴けるので無料体験がまだの方はぜひ試してみてください。
※無料体験期間の30日以内に解約すれば料金は一切発生しません。
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