こんにちは。コトノバです。
この記事は
これから、どんどん「人の声」の価値が高まって、いい声の人が影響力を持つ
そういう時代がもうすぐくるかもしれない、というお話です。
声で情報を検索したり、声だけで自宅の家電もコントロールできたり、
少し前までならSF小説のようなことが実現している今、これからの音声のあり方について考えてみました。
気づいたら「人の声」に価値を求めていた
先日、別の記事でも書いたのですが、私はvoicy(ボイシー)というネットラジオの愛聴者です。
これは「耳で聴くブログ」のようなもので毎日の通勤中の1つの楽しみになっています。
もともとvoicyを聴き始めた目的は
「歩きながらのスキマ時間に有益な情報を得たい」
というものでした。
ただ音声コンテンツは他にもいろいろ試したのですが、中でも特に音声合成(人工的な音声で読み上げる機能)のものは、どうしても毎日聴く気になりませんでした。
そこで発信される情報が、とても有益なものだとしてもです。
「有益な情報」を求めていたはずが
無意識のうちに「語られる情報」だけでなく
「声から伝わる人柄」や「声そのものの心地良さ」にその価値を求め、選んでいたのだと思います。
声は一瞬にしてその人柄を表す
voicyというラジオのパーソナリティは決していわゆる著名人ばかりではなく
世の中に「顔出し」をしていない人もたくさんおられます。
見ず知らずのパーソナリティの「話す声」からだけで、私はその人柄に惹かれ、気づいたらファンになっていることがよくあります。
もちろん書籍なども似ていると思います。
書かれた情報自体は、過去に読んだことがある内容だったとしても、著者の文体・語り口調から感じられる人柄により、心に刺さるメッセージに変わることがあります。
ただ音声は、声そのもの、語り口調、ちょっとした息づかいや間の取り方など、一瞬で多くの情報が入るため、その人柄がよりダイレクトに伝わるのだと思います。
高齢化が進むと、読書が苦痛になる人が増える
2020年、日本人の平均年齢は約49歳になるそうです。
年齢が上がると、読書好きの人の悩みのタネが老眼。
一般的に40歳を過ぎた頃から少しずつ、老眼が気になり始め、読書が苦痛に感じる人も多いと思います。
もっと読みたいけど、読めない。
そんな中で
「目で読む」から「耳で読む」へ、音声コンテンツの需要は高まっていくのではないでしょうか。
同じ情報でも、声で選ばれる時代に
音声検索やスマートスピーカーなど、音声のテクノロジーが急速に発達し、いよいよ「音声の時代が到来」と言われています。
最近では日本でも少しずつ、書籍を音声読み上げしてくれるオーディオブックの利用者も増えています。
ただ、利用しない人の中には
「ナレーターの声や音声合成の声がどうも感情移入できない」と感じている人も多いようです。
どういう声で、どういう人が読むのか?
ここが1つの重要なカギになるのかもしれません。
例えば同じ書籍でも、いろんな人がそれぞれの声で読み上げ、
読者(聴取者)が好きな声を選べるようになれば、もっともっと音声コンテンツの需要は高まっていくのではないでしょうか。
生活を取り巻く声の影響力は高まる
今後、音声による情報伝達がどんどん日常の中に溢れるようなれば、
その情報を伝える「声」が、私たちの生活に与える影響はとても大きなものになると思います。
聴くだけで癒されたり
聴くだけで元気になれる
できれば、そんな声に満たされたいと、多くの人が思うでしょう。
「声そのもの」の個性が求められ、多くの人を幸せにする
そんな時代は、もう目の前まで来ているのかもしれません。
やっぱり「いい声」には憧れます。
ただ人の声は、その人の生き方や人柄の表れともいうので、いい声になりたければ、日々精進が大切なのかもしれませんね。
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